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カザフ国営テレビレポーター、ボラット(Borat) [映画・テレビ番組]



前記事にて話題にしたので、だいぶ前に見たのですが、
謎のカザフスタン人Borat(ボラット)について記しておくことにします。

もともとはイギリスとアメリカのテレビコメディ番組「Da Ali G Show」の
一つのコーナーの中のキャラクターにすぎませんでした。
話の内容としてはカザフスタン国営テレビのボラット・サグディエフが
アメリカの国内事情をドキュメンタリー形式でレポートするという表向きの形。

たとえば、南部の南北戦争の記念館みたいなところへ行き、
「カザフの教科書では、アメリカは奴隷を買えると書いてあるが、
お前がほしいから、いくら払えばいいか?」と、執拗に懇願したりします。

何も知らないカザフスタン人を装って、議員など有力者までも差別発言へと
誘導したり、かつての電波少年みたいなことまでして各所で顰蹙も買っています。

ボラットを演じているサシャ・バロン・コーエンですが、役の上では
ユダヤ差別発言を促す行為までしてますが、
カザフ人ではなく本当のところはユダヤ系のイギリス人です。
故郷として出てくる場所もルーマニアのジプシーの村です。
アメリカ人が、カザフスタンについて知らないのをいいことに
無茶苦茶をやりたい放題しているところが面白いわけです。

カザフスタンのナザルバエフ大統領が訪米時に当時のブッシュ大統領に
「ボラットを何とかしろ」と首脳会談の議題に上らせたり、
「ボラットはカザフスタンの人間ではない」と声明を発表したようです。
(当然非公式でしょうけれど…)

こういった背景を知った上で、youtubeで見ている分には
とても面白く感じ映画に期待しましたが、映画の出来は
ちょっと物足りなさを感じます。

アメリカでの成功をひっさげて、日本にも上陸したのですが
これが大コケだったようです。封切り間もなく、常磐道三郷インター近くの
シネコンMovixで見たのですが、観客は4人しかいませんでした。
渋谷あたりでもう少し多くの人と見てたら、映画の印象も違ったかもしれません。

さしあたってyoutubeでテレビ版のダイジェストなどは見ることはできます。
それで十分かもしれませんが、映画版もちょっとした暇つぶしにはなります。
機会があればどうぞ!



(なぜかこの動画はyoutubeなのに24分も再生できます)


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